こんにちは。
ビスタの津嶋でございます。
今回は価値の落ちにくいとされるマンションの間取りについて解説していきます。
本題に入る前に、不動産価格がどのようにして決まるのかをおさらいしておきます。
不動産価格は前提として需要と供給によって決められています。
人気のある物件ほど価格は下がりにくく、人気のない物件ほど価格は下がりやすい傾向があります。
つまり今回お話しする《価値が落ちにくいマンションの間取り》とは、それだけ人気のある間取りということになります。
立地条件によっても価格は大きく変わりますが、今回は間取りに絞ってお届けします。
風通しや日当たりが良い 《ワイドスパン型間取り》
スパンとは間口のことを指します。
「ワイドスパン」つまり間口が広い住戸のことです。
明確な定義はないとされていますが、一般的にバルコニー側の間口が7m以上をワイドスパン型と呼ぶことが多いようです。
特徴としては最も多い「田の字型」マンションと比べて奥行きが浅く、日当たりが良く奥まで光が届きます。
また廊下が短くなることによって、各部屋の面積を広く取ることができます。
家族が集まりやすいリビングを中心とした間取りが多く、コミュニケーションの生まれやすい住戸タイプとなっています。
リノベーションなどで自由な設計を実現しやすいという点も魅力かと思います。
プライバシーを保てる 《センターイン型間取り
玄関が住戸の中央近くに位置する間取りを「センターイン」型と呼びます。
中央部に玄関があることにより、寝室などのプライベートゾーンとリビングなどのパブリックゾーンを南北に分けた間取りが可能となります。
高級分譲マンションによく採用される間取りで、プライバシーを尊重したいファミリー向けです。
外廊下に面している部分が少ないので、住人の足音なども気にならず、窓などの開口部は外壁側ですので防犯性にも優れています。
デメリットとしては建築コストが高いため価格が割高になることや、1フロア2戸でエレベーター共有するタイプの場合、維持点検費用が高めに設定されることもあるという点があります。
ルーフバルコニー付きが絶大な人気を誇る 《角住戸・妻側住戸》
角住戸・妻側住戸とは、マンションの端(妻側)に位置する住戸を指します。
角住戸は基本的に3方が開放されている分、窓を多くとることができる点で風通しや日照条件が良くなります。
バルコニーが3方向についていたり、リビングと同程度のルーフバルコニーがついた間取りも見られます。
日中は日差しを浴びながらランチ、夏の夜は夜景を見ながらディナー・・・なんて憧れちゃいますね。
デメリットで挙げられる点としては、外壁に面する箇所が多く熱損失が増えるとされていますが、よほどの欠陥マンションでない限りは断熱性に問題はないとも言われています。
まとめ
今回は価値が落ちにくいマンションの間取り3選をお届けしました。
家は住むだけのものではなく、持ち主にとっての資産でもあります。
購入する時に割高であったとしても、売る時には購入時以上の価格で売れることもあります。
反対に、安く手に入る家は売る時も安くなってしまうことが多いですね。
住みたい立地や広さに加えて、家を手放した時のリセールバリューも考えておくと将来の憂いがないかもしれません。
良い物件をなるべく安くテクニックもありますのでまずはお気軽にご相談ください。
以上、津嶋がお届けいたしました!