こんにちは。
ビスタの橋本です。
今回は壁紙を張り替える費用の簡単な算出方法をご紹介します。
壁紙は古くなったり汚れたりしても特に生活に支障はないので、リフォームを検討する際には優先順位が後ろになることが多いです。
加えて「貼り替えの費用感がよくわからない」というのも依頼しづらい要因になっているのでは?
そんな風に思い、私たちが普段使っている超簡単な算出方法を記事にまとめてみました。
床面積✖️3.5で大体の貼り替え面積を算出することができる
一般的な天井高や間取りの住宅であれば、この計算方法で実際の面積と大きくずれることはありません。
それでは早速、マンションの間取りで最も多いとされる田の字型マンションを例にとってみましょう。
物件は【3LDK・専有床面積60㎡・天井高2200㎡】とします。
まず天井の貼り替え面積ですが、概算の場合は床面積と同じでOKです。
壁紙を貼らないユニットバスの天井分は引かずとも、梁によって増える面積があるので概算の場合は相殺でかまいません。
というわけで天井の貼り替え面積は60㎡。
壁面は窓の面積を含めず、各居室の壁面積が収納部も含めた平均値で33㎡✖️3部屋で99㎡。
洗面室・トイレの壁が10㎡ずつで20㎡。
リビングの壁が32㎡。
合計の面積は【211㎡】となりました。
そして床面積✖️3.5で計算した場合の貼り替え面積は【210㎡】。
図面から拾い出した概算ではありますが、ご覧のようにそれほどの誤差は生じません。
1㎡あたりの貼り替え単価は?
地域によって差がありますが、東京近郊エリアでの相場でお話しすると、量産品で税抜き1,000円〜1400円程度です。
(最近は材料の値上がりが激しく、さらに単価は上がっていくものと思われます)
先ほど例に挙げた、専有面積60㎡の田の字型マンションで貼り替え費用を計算すると
【60㎡✖️3.5✖️貼替単価1,000円=税抜210,000円】
といった費用感になります。
駐車場代金などの諸経費は別途で請求されることが多いのでその点もご留意ください。
業界の闇?業者によって測り方が違う!?
「相見積もりをしたら㎡数が10㎡も違った!」なんてことは日常茶飯事です。
これは実は業者によって測り方が違うからです。
実際の面積で測る業者もいれば、必要な壁紙の量で測る業者もいます。
どちらかというと後者の方が多いですかね。
壁紙は横幅が920mmと決まっていますので、どうしても使えない切れ端が出てしまいます。
その分を考慮して㎡数が増えているというわけです。
じゃあ面積ぴったりで測る業者の方がお得かというと、そう話は単純でもありません。
面積ぴったりで測る業者は、そもそもの単価が高かったり、剥がし代や下地処理などの別の項目で見積もりに計上していることがあります。
あれ?高くない?と思ったらひとまず床面積✖️3.5で計算してみよう
もし床面積×3.5より大きく数値がずれた見積書をもらった場合には、その原因を訊いてみましょう。
現実的な線ですと+50㎡を超える場合には疑ってみても良いかもしれません。
最近よく聞くプチボッタクリの可能性があります。
納得がいかなければ業者を変えるのもひとつの選択です。
ただしこの計算方法はあくまで一般的な天井高や間取りの住宅に限りますので、その点はご注意ください。
はい、いかがだったでしょうか?
今回は壁紙貼り替え費用の簡単な算出方法についてお話しいたしました。
記事の中では量産品を前提にお話ししましたが、アクセントクロスなどの柄物ですとさらに計算方法が変わってきます。
模様や柄の入った壁紙は、リピートと呼ばれる折り返しがあるので、通常よりも余りがたくさん出るためです。
リフォームは専門業者でないとわからないことがたくさんあります。
ご相談ご質問は無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。