寒い冬をしのぐ効果的な窓断熱をご紹介
こんにちは。ビスタの橋本です。
今回は寒い冬を乗り越えるための窓断熱についてお話ししていきます。
断熱とは、外気から室内への熱移動・熱伝導を減少させることを指します。
夏は暑い空気を室内に入れず、寒い冬には暖かい空気を外に逃さない家が理想とされています。
断熱工事というと、壁や天井の下地を剥がして断熱材を入れ替える大掛かりな工事をイメージしてしまう方も多いかもしれません。
しかし室内の熱損失の50%以上が、実は窓からなんです。
寒いから羽毛布団を買おう、暖房器具を買い替えよう、という前に窓断熱を試してみることで劇的な効果が得られるかもしれません。
窓断熱リフォームの様々な方法
1.気泡緩衝材や断熱フィルムをガラス面に貼る
最も手軽でコストも低いですが、高い効果は期待できません。
外の景色が見えづらくなる上、カビも繁殖しやすくなります。
ただし施工は簡単なのでDIYでも十分できます。
少しでも安く、暖かくしたい方向けのリフォームです。
2.窓をペアガラス・トリプルガラスに交換
断熱効果としては高いですが、サッシュごと交換しなくてはならないため、新築や大規模修繕以外で採用されることはほぼありません。
腰窓サイズでも10万円以上はかかるのでそれほどお値打ちというわけでもありません。
3.内窓をつける(インナーサッシュ)
コストパフォーマンスが一番高い方法です。
費用は6万円程度からと、サッシュからの交換と比較してかなりお手頃です。
取付作業時間も60分程度とスピーディー。
ネックは換気の際に2度窓を開かなくてはならないこと。
またお掃除などのお手入れの際にも、普通の窓と比べて2倍の手間がかかります。
熱を伝えにくい素材で断熱効果UP
YKKapのホームページでも詳しく説明されていますが、窓のフレームに樹脂を採用することでさらなる断熱効果が期待できます。
通常のアルミサッシュに比べて樹脂は熱の伝わりを1/1400にまで抑えてくれます。
また複層ガラスであれば断熱効果が2倍以上になります。
樹脂は錆びたり腐食することもなく、圧力や衝撃にも強いので、今後建てられる住宅の窓フレームは樹脂がメインになっていくでしょう。
アルミに比べて結露も非常に少ないです。
サクッとご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
脱衣所で起こるヒートショックなどを防ぐためにも、断熱対策はしっかりと行っておきたいところです。
家の中が寒いと活動が低下するだけでなく、光熱費も上がってしまいます。
心地よい睡眠の妨げにもなりますので、生活の質を高めるためにもぜひ取り入れてください。