リノベーションにおすすめ!おしゃれで機能的な内装仕上げ材5選

リノベーションにおすすめ!おしゃれで機能的な内装仕上げ材5選

こんにちは。ビスタの橋本です。

今回はリフォーム・リノベーションにおすすめな、おしゃれな内装材についてご紹介していきます。

 

内装仕上げ材のトレンドをずズバリ押さえた5選

 

日常生活の質を格段に上げてくれる住宅素材を、ひとつひとつの機能性についてもじっくり解説していきますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

1. 無垢フローリング

 

まずは無垢フローリングですが、こちらはリノベーションでは定番中の定番素材なので、今や知らない方の方が少ないかもしれません。

ただ樹種や無垢フローリングの持つ性質についてはそれほど知られていない傾向があるので少し詳しくお話しさせていただきます。

 

フローリングは主に複合フローリングと単層フローリングに分かれ、無垢フローリングとは一般的に単層フローリングのことを指します。

 

要するに一本の木から丸々切り出したものが無垢フローリングで、複合フローリングとは板材を何枚か重ね合わせた合板になります。

 

無垢の魅力はなんと言っても木目の美しさとその肌触りや香りにあります。

無垢材は広葉樹と針葉樹に分かれ、広葉樹は密度が細かく、堅くて傷がつきづらい樹種が多いです。

 

針葉樹は柔らかく傷はつきやすいですが、広葉樹に比べて安価な上、繊維の中に空気を多く含んでいるので、裸足で過ごしても床のひやっとした感触を軽減してくれます。

 

木材はよく「呼吸している」と例えられるように、温度や湿度によって膨張と収縮を繰り返しています。

この働きが調湿作用を生み出しています。

 

ただし、この性質には欠点もあります。

乾燥した冬場にはフローリングの溝が広がってしまい、ゴミが溜まりやすくなります。

夏になると膨張して元に戻ると思うので、その場合は焦らず様子を見てください。

 

人気の無垢材はナラ・スギ・サクラ・クルミなど。

特に広葉樹のナラは建築家が選ぶ無垢床材として建築系の情報サイトでも1位を獲得しています。

 

木目の美しさ、強度、重厚感、そして価格など、すべてのバランスを備えたナラ材は、無垢フローリングの定番として多くの建築家から支持されているようです。

 

2. ウエスタンレッドシダー

 

ウエスタンレッドシダーはベイスギの内装材で、カナダの西海岸に生息する針葉樹です。ベイスギと呼ばれてはいますが、実は樹種としてはヒノキの仲間になります。

 

羽目板と呼ばれる、壁や天井に板材を張っていくスタイルで使用されることがほとんどです。

 

色味の濃淡が美しく、色の濃い部分に多く含まれる天然の抽出成分であるツヤプリシンやツヤ酸が殺菌力を持っているため、腐朽しづらく耐久性が高いことが特徴です。

 

無垢材ですので調湿効果もあり、独特な優しい香りを発します。

 

かつてカナダの先住民たちは、この木から家やカヌー、薬、衣服など生活用具のすべてをまかない、「生命の木」と呼んでいたと言われています。

カヌーに使うくらいなので、当然水にも強く、外装材としても人気です。

 

3. 珪藻土

 

珪藻土とは自然が生み出した鉱物で、植物プランクトンが海底や湖の底、川底などに堆積して化石化したものです。

これだけ聞くとなんだかよくわからないんですけれども、この珪藻土には様々な特徴があります。

 

耐火性や吸水性、吸着性、消臭性、保温・保湿性など。

ここまで住宅素材としての条件がそろっていたら、もう使わない手はありません。

 

塗り壁は漆喰も人気がありますが、珪藻土の方が調湿性能としては上をいきます。

湿気の多い洗面所の壁であったり、トイレやキッチンの消臭効果にも一役買ってくれます。

 

断熱性能においても珪藻土は熱伝導率が低いため、室内の冷暖房効率が良くなるというメリットがあります。

さらにはシックハウスの原因でもあるホルムアルデヒドを吸着し、無害なものに分解してくれるという性質も持ち合わせています。

 

4. エコカラット

 

エコカラットはリクシルが販売する、粘土や鉱物などの複数の原料から作られたタイル状の内装用壁材です。

「多孔質セラミックス」とも呼ばれています。

 

調湿性能や吸着性に優れ、水拭きでお手入れすることもできます。

メーカー発表値になりますが、このエコカラットの調湿性能は、先ほど上げた珪藻土のなんと6倍にもなります。

 

デザインのバリエーションも多く、パネルキットとして絵画やアートのように飾ることもできるというのが大変魅力です。

 

これは施工側の意見になりますが、お手頃な価格の上に施工手順もそれほど難しくないので、非常にコスパが良く、お客様におすすめしやすいインテリア材となっています。



5. タイル

 

壁用のタイルにはいくつか種類がありますが、室内に用いられるものは磁器質か陶器質が多いです。

特徴としては耐久性に優れ、劣化・変色・変質がほぼありません。

耐熱・耐火に優れ、摩耗しにくいのでお掃除などのメンテナンスも容易です。

 

タイルの一番の魅力は、やはり特有の色彩や風合い、材質そのものが持つ豊かな意匠性です。

 

ユニットバスや不燃性のキッチンパネルの普及によって、人気がやや下火な素材でしたが、近年は各メーカーのバリエーションや海外輸入品が増えてきたことで再ブームとなっています。

 

磁器質タイルは吸水率が低く、お手入れもしやすいため、壁ではキッチンや洗面室などの水場で使われることがほとんどで、玄関の床にもよく使用されます。

 

陶器質タイルは機能面では磁器に劣りますが、磁器よりも低い温度で焼成されるため、鮮やかな釉薬による発色が可能になります。

海外からの輸入品に多く、インテリア用タイルとして人気です。


 

いかがだったでしょうか?

 

他にもご紹介したいおしゃれな内装材はありますが、キリがなくなってしまうので、今回は特にトレンドになっている5つの内装材に絞りました。

 

 

弊社では物件仲介から設計施工までを一社完結で請け負っておりますので、不動産とリノベーションの疑問は何でもお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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